(14)いく薬 もとめむよりも常に身の やしなひ草を つめよとぞおもふ(薬)
人は病気になってから、いろいろな薬を探し求めるが、本当に効果があるのは、健康な時に体を大切にして、その健康を保つ努力をすることではないか。自分自身の心と身体を健やかにする方法は、いくらでもあるではないか。多くの人がそれに心を用いず、病気への道を歩むのを見ていると、本当にもどかしく思われる。
解説:土居裕(引用了解済)
※土居裕著「レイキ実践者のための明治天皇御製《解説》和歌百二十五首」より引用
病気と心を離して考えてしまいがちですが、全てに関係していると考えられています。
病気になったのは、普段の不摂生が原因だ、
病気になったのは、ストレスを溜め込んでしまったからだ。
ここまでは、誰にでも分かることですが、
ではなぜ、不摂生が続くような生活になってしまったのか。
なぜ、ストレスを発散できないような状態が続いてしまったのか。
過去のトラウマや家族環境が原因で、寂しさを埋めようとした結果だったり、嫌われることを恐れて我慢した結果、こんな生活を送ることでしかバランスをとれなくなっていたりと、掘り下げれば人それぞれですが、自分の心との調和がとれなくなったことが原因なのです。
人は、年をとればどこかは必ず衰えるものですが、そうではなくて、自分から進んで不健康を選んでいることもあるのです。
病気になることで、「会社が休める」「みんなに心配してもらえる」という潜在的な理由で不健康を選んでしまう人もいるでしょう。
病気を通して、何かの学びを得ることもありますが、そうなる前に本来の自分を取り戻して健やかな状態になることが大切なのではないかな。
自分を解放する方法は世の中たくさん存在します。
レイキもそのうちの一つです。自分を癒しながら高い波動とつながって気づきのサポートをもらいます。
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レイキを学ぶと明治天皇の御製についても少しだけ触れます。
明治天皇は歴代の天皇の中でもひときわ優れた霊性をもっていらしたそうです。
周囲の人たちは天皇の御前では緊張ではなく、天皇から放射される強力な霊気によって、真冬でも大汗を流したとも伝えられています。
その天皇が心のうちを和歌で表現されているのですが、10万首ともいわれているうちから、臼井先生は125首を選び「これを心の糧として精神修養の道に励むように」と指導されました。
これが現在まで伝統として守り続けられているのですが、現代レイキでは、現代に適切とはいえないものも含まれていることから、土居先生がレイキを学ぶ上での意識向上に役立てるために一部を選び直し、「現代霊気法特選」として、収録され、解説されています。
厳密な文法的解釈ではなく、あくまでもレイキ実践者の学びのために解説されているものです。
※参考文献:土居裕著「レイキ実践者のための明治天皇御製《解説》和歌百二十五首」
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