(22)いぶせしと 思ふなかにもえらびなば 薬とならむ 草もあるべし(草)
雑草は根絶させることが難しく、鬱陶しく感じるものである。生命力が強く、いくら刈っても生い茂り、皆から疎まれている。しかしその中にも、よく注意してみれば、素晴しい薬草となるものが混じっている。何ごとも、邪魔になる、鬱陶しい、と決めつけず、よく注意して選り分ければ、必ず役に立つものを見出すことができる。
解説:土居裕(引用了解済)
※土居裕著「レイキ実践者のための明治天皇御製《解説》和歌百二十五首」より引用
「あっても意味がない」
と決めつけてしまうと、意味がない世界しか見えない。
意味がないのではなくて、私たちの興味の引くものではない。
ということなのだと思います。
世界は自分が創り出しますからね。
雑草の中で野菜を栽培している人もいます。
農薬を使わなくていいそうです。
なんでも「ある」と思えばあるし、「ない」と思えばない。
決めつけてしまうと、ひとつの世界しか見えなくなります。
淡々と物事を見つめると、選択肢が増えるということだと思うのです。
今日も、淡々とレイキとつながります。
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レイキを学ぶと明治天皇の御製についても少しだけ触れます。
明治天皇は歴代の天皇の中でもひときわ優れた霊性をもっていらしたそうです。
周囲の人たちは天皇の御前では緊張ではなく、天皇から放射される強力な霊気によって、真冬でも大汗を流したとも伝えられています。
その天皇が心のうちを和歌で表現されているのですが、10万首ともいわれているうちから、臼井先生は125首を選び「これを心の糧として精神修養の道に励むように」と指導されました。
これが現在まで伝統として守り続けられているのですが、現代レイキでは、現代に適切とはいえないものも含まれていることから、土居先生がレイキを学ぶ上での意識向上に役立てるために一部を選び直し、「現代霊気法特選」として、収録され、解説されています。
厳密な文法的解釈ではなく、あくまでもレイキ実践者の学びのために解説されているものです。
※参考文献:土居裕著「レイキ実践者のための明治天皇御製《解説》和歌百二十五首」
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