(21)いとまなき 世にはたつともたらちねの 親につかふる 道な忘れそ(孝)
社会に出て、責任ある仕事につくと、多忙な日々が続くようになる。家庭を持つと、家族に対する責任も生じてくる。忙しさに紛れて心の余裕を失うと、考えが粗雑になり、感謝の念を忘れ、自分中心の生き方が身に付いてくる。しかし、現在の自分があるのは両親のお陰である。いくら多忙であっても、親への心遣いを忘れてはいけない。これが、自分を向上させるためのすべての原点である。
解説:土居裕(引用了解済)
※土居裕著「レイキ実践者のための明治天皇御製《解説》和歌百二十五首」より引用
「うちの両親は毒親だった」
と言う方には、受け入れ難い内容かもしれませんよね。
ただ、親を憎んでも何も生み出せないのも事実なのです。
40代になっても、50代になっても親を憎んでいるのは、結局は、親のためにあなたの人生の時間を費やしてきたことになります。
せっかくこの世に生を受けているのですから、一生親への憎しみの思いで人生を終わらせず、そのネガティブな思いを手放すことにフォーカスして、本来の自分を取り戻す方にエネルギーを費やしてみると、物の見方が変わるかもしれません。
「手放す」ということにフォーカスと書きましたが、実際は、自分自身を満たすこと。
レイキにはそれが出来ます。人をヒーリングするよりも、毎日自分がレイキとつながることで、自分を認めることができ、癒されていきます。
そうすると、親の見方にも変化が出てくるはずなのです。
今さら好きにはなれなくても、
「母親がわがままだったのは、おばあちゃんが躾ける暇がないくらい大変だったのかも」
「実は誰にもかまってもらうことなく育ってしまった結果こうなったのかも」
「実は母親も虐待を受けていたんだ。こうなってしまったのは仕方がなかった」
など、理解が進むこともあります。
ですから、自分自身を満たして行くことで、自分を認めて、好きになってあげることができ、そこから初めて他者へ気を向けることができるのですね。
自分というカップからあふれ出たポジティブなエネルギーをここでやっと人に分けてあげられるのです。
そうすると、今まで辛かったことも許せるようになりますし、何よりもこの世に生まれて体験できていることに感謝が湧いてくるはずなのです。
親と一緒にいるのが親孝行ではなく、離れていても、気遣ってあげられることの方が重要なのだと思います。
近くにいて、文句ばかり言い合っていては意味がないですよね。
自分を成長させるためにも、自分を許し、認め、親に対する気持ちを癒すことが大切だと思うのです。
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レイキを学ぶと明治天皇の御製についても少しだけ触れます。
明治天皇は歴代の天皇の中でもひときわ優れた霊性をもっていらしたそうです。
周囲の人たちは天皇の御前では緊張ではなく、天皇から放射される強力な霊気によって、真冬でも大汗を流したとも伝えられています。
その天皇が心のうちを和歌で表現されているのですが、10万首ともいわれているうちから、臼井先生は125首を選び「これを心の糧として精神修養の道に励むように」と指導されました。
これが現在まで伝統として守り続けられているのですが、現代レイキでは、現代に適切とはいえないものも含まれていることから、土居先生がレイキを学ぶ上での意識向上に役立てるために一部を選び直し、「現代霊気法特選」として、収録され、解説されています。
厳密な文法的解釈ではなく、あくまでもレイキ実践者の学びのために解説されているものです。
※参考文献:土居裕著「レイキ実践者のための明治天皇御製《解説》和歌百二十五首」
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