「自分軸」でいることの大切さはみんなわかっていても、周囲の考えや意見に影響されたり、本当の自分の気持ちがわからなくなったり、気持ちがブレてしまうことがあります。
私もそんなタイプでした。
でも、地元を離れてひとり暮らしが長かったせいか、その思考ではとても生きていけないことに気づき、
いつの間にか「あなたは強いからいいよねー」と言われるようになりました。
今回は「不幸の種まき」のひとつ、「他人軸の思考」について取り上げます。
「失敗したくない」
という思考も、外側に気持ちが向いているから発生すること。
「他人軸」で生きているんです。
「本当はこうしたい」という気持ちがあっても、周りを気にし過ぎたり、怖くて動けない傾向にあります。
他人軸の人は「あの人は強いからできる」「自分には無理」と思ってしまいがちで、
「いいな。あの人は」と ”羨ましい” を通り越して、”嫉妬” のエネルギーを発していることもあります。
嫉妬のエネルギーは結局自分が ”不幸の種まき” をしているだけなので、今日で終わりにしましょう。
ちょっとこんな風に考えてみてください。
失敗して迷惑がかかる。
失敗したら恥ずかしい。
カッコ悪いことはしたくない。
などの気持ちが原因なら、その根本は、失敗で自分の価値が下がると思っているから。
でももし、あなたが周囲の人に「失敗してもいいからやってごらん」と言われても怖くてできない、怖くてやっていないなら
「やってほしいのにやってくれない」という理由で、相手に悩みを与えている可能性があります。
相手はあなたがどうやったら行動してくれるかを工夫したり、毎日考え込んでいる可能性があるんです。
やらないで迷惑かけているならやって迷惑かけた方が、声をかけた側としては嬉しいんです。
なぜこんなことを言っているかというと、私がそうだったから（笑）。
両方を体験しています。
なので、「あー、人に迷惑をかけたくないと思いながら、結局は迷惑をかけていたんだな」と
私が管理職に就いていたころ、たくさんの「失敗したくない」スタッフと関わって初めて気が付きました。
「きゃー、若い頃あんなにカッコつけてたのに恥ずかしい」と気づいたときはもう遅い(笑)。
なので、両者の気持ちはわかります。
でも、ここまで聞いても動けない人もいると思います。
もし、「どうにかしたい」と思うなら、自分で「失敗したくない」気持ちの正体を探ってみて。
それがわかったからといって、動けるようになるわけではないかもしれませんが、まずは知ることが大切。
そしてこれがすごい大事！
実は、「怖い」と思うことをやってみたら、その後は「面白いこと」が待っています。
これは人によってどうなるかお楽しみ。
私は、気が付いたら脱サラしていました。
「42歳までにフリーランスになる道筋をたてる」と決めてはいたものの
てっきり物販をするものだと思っていたら、「心」を扱うことをやっていました。
これは完全に自然の流れ。
「こうしたい！」というエゴを完全に捨てて、というか捨てざるを得なかったのですが、思い切って飛び込んで目の前のことをやっただけなんです。
宇宙は勇気を出した人には面白いものをギフトとして準備してくれます。
なので、「失敗してもいい」からまずは行動してみてください。
周りを気にして、「あの人はずるい」「いいな」「自分には無理」というエネルギーを作りだしていては
不幸の種はどんどん育って、現実が「失敗したくない」ことだらけになっているはずです。
自分で蒔いたものなので、それは頑張って刈りとってから、まずは土台作りをしていきましょう。
「失敗したくないからやりたくない」思考ではなくて、「今以上のことはしたくない」の方が自分軸で判断できています。
でも、注意が必要なのは、自分の判断で「やらない」を選んでいるのなら、他の人がそれでうまくいっても「いいなー」「やればよかった」はなしです。
なぜなら、やらなかったのは自分だから。
それが、自分軸でいきるということ。
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